川田淳 「在日クルド人との交流を通して」


川田淳 ワークショップ「在日クルド人との交流を通して」
川田淳は、社会的事象を題材として人々と関わり、リサーチを重ねる中で映像制作を行ってきた映像作家です。自身の暮す地域で毎日見かける多くのクルド人について興味を抱き、その多くが難民申請者で厳しい生活を送っていることを知ってから、支援などを通してクルド人の方々と関わり始めています。
現在、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて「世界一安全な国,日本」を創り上げることを目指すとして、警察庁・法務省・厚生労働省の三省庁は、不法残留者を始めとする不法就労等外国人への対策を推進強化しています。
しかし、ここで示されている外国人は、難民申請者も対象となっており、あくまで非正規移民です。日本においての難民認定者数や難民認定率は極めて低く、出入国在留管理庁(旧 入国管理局)が実施する、退去強制、長期収容などの処置については、国連をはじめとする国際社会からも批判対象となっており、収容施設では被収容者のハンガー・ストライキが行われる事態をも招いています。在日クルド人については、この例外ではないことにとどまらず、最近では収容所での暴力に晒されているとの報道もあるほどです。
 本企画では、3回の連続ワークショップとして、映像作家であり、地域に暮らす一人として、川田が難民当事者である在日クルド人の方や、地域で支援活動を行っている個人の方をゲストに招いて、その境遇や生活、活動について伺います。


会場:Online/Zoom (お申し込みいただいた方にURLをお送りします。)
申込:https://forms.gle/sBRocw5zrDNwkEjh7 (Googleフォーム)
定員:応募多数の場合は締め切る場合があります。ご了承ください。
言語:日本語
参加費:無料
* 本ワークショップは 1回のみの参加でも可能です。
*  ワークショップの録画・録音、写真や動画撮影、スクリーンショット等は一切禁止とさせていただきます。

第1回
日時:2021年1月24日(日)14:00-15:30
ゲスト:在日クルド人男性、地域支援ボランティアの方
第2回
日時:2021年1月27日(水)14:00-15:30
ゲスト:ヌライ・トゥンチュさん(在日クルド人女性)、地域支援ボランティアの方
第3回
日時:2021年1月27日(水)16:00-17:30
ゲスト:天野かほるさん(地域支援ボランティア)、細田三枝子さん(地域支援ボランティア)
準備中




川田淳
1983年埼玉県生まれ。2007年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。沖縄で戦没者の遺骨を掘り続ける男性の手伝いをし、遺留品の遺族を探し求める作品『終わらない過去』(2015)や、中国と沖縄で戦争体験をした元日本兵の証言を記録した作品『生き残る』(2017)等を制作。『石山さん』(ハンセン病資料館、2019年)、『美しければ美しいほど』(原爆の図丸木美術館、2017年)等の様々な展覧会で作品を発表。