東京大学 ⽂化芸術におけるSDGs のためのファシリテーター育成事業

本事業は、国連サミットによって国際社会共通の⽬標として掲げられた「SDGs: Sustainable Development Goals(持続可能な開発⽬標)」を踏まえ、社会のサステナビリティ(持続可能な社会)をどのように構築するか、資本主義とどう付き合うかといった重要かつ喫緊の課題を、【1】格差なき包摂型社会の達成(反貧困・飢餓、反差別、福祉)、【2】真の意味での「潜在能⼒(capability: アマルティア・セン)」の平等化(教育・ジェンダー平等・健全な経済成⻑、働き⽅、イノベーション)、【3】環境・気候変動と社会の関係の再構築(⽔、エネルギー、クリーン、気候変動に応じた社会システムの設計等)、これら三つを軸として、芸術⽂化が果たしうる役割を考察し、「社会成⻑」に寄与するファシリテーターの育成のためのプログラムの開発および実践を試みています。
Arts and Culture in a Sustainable Society(持続可能な社会における芸術⽂化)レクチャー、ラウンドテーブル、シンポジウム、② 首都圏のコミュニティースペースのファシリテーション、③ 記録や資料を使用した表現のためのリサーチ、④ a 災害と⽂化芸術 b 都市と環境問題、⑤ Language Exchange Picnic(多⾔語交流ピクニック)の、それぞれ独⽴した5 つの活動(プロジェクト)によって構成されています。

 

「文化庁 大学における文化芸術推進事業」について
多彩な芸術文化活動を支える高度な専門性を有したアートマネジメント(文化芸術経営)人材について実践的能力の向上等を含めた養成を推進するため,芸術系大学等による公演・展示等の企画・開催も含めた実践的なカリキュラムの開発・実施を支援し,開発されたカリキュラムを広く他大学等に周知・普及させることを目的としております。(文化庁ウェブページより)