川上幸之介「来るべき共同体」


川上幸之介ワークショップ「来るべき共同体」
新型コロナウィルスの発生により人への外出制限、隔離政策がとられ、科学技術を駆使した公衆衛生の強化がはかられています。ワクチンと治療薬の開発が進む中、次々に新たな変異株が発生し、現在の人々の取り巻く生活と在り方は一変しました。このような状況のもと、この社会の中で、どのように他者と共に未来の来るべき共同体を創造できるのかを皆さんと一緒に考えたいと思います。

会場:Online/Zoom(お申し込みいただいた方にURLをお送りします。)
申込: https://forms.gle/nKcbkPQXnVfYQ7Lb6(Googleフォーム)
定員:応募多数の場合は締め切る場合があります。ご了承ください。
言語:日本語
参加費:無料
* 本ワークショップは 1回のみの参加でも可能です。
* Zoom のURLやIDなどの共有、第三者への譲渡はご遠慮ください。
* 今後のプロジェクトの参考とするため、本ワークショップを録画・録音させていただきますのでご了承ください。
* ワークショップの録画・録音、写真や動画撮影、スクリーンショット等は一切禁止とさせていただきます。




第1回
日時:2021年12月9日(木)19:00-20:30
ゲスト:武藤貢(福山ユニオンたんぽぽ 執行委員長)、中浜英昭(福山ユニオンたんぽぽ 執行委員)
労働組合の活動家たちを取り上げ、組合の初歩的な説明から、組合員がどのように人々のサポートを行なっているのかについて、具体例をあげながら話をしてもらいます。コロナ禍で金銭的な利点もない中、自らの危険を顧みず、自己の権利の保護を超えて活動し続ける彼らを通して、他者への行動の契機について、考えたいと思います。

第2回
日時:2021年12月26日(日)14:00-16:00
ゲスト:福山ユニオンたんぽぽ執行委員と、外国人技能実習生
日本が「先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力すること(厚生労働省「外国人技能実習制度について」ウェブページより)」という身振りにおいて、安価な労働力として使われている外国人技能実習、当事者を取り上げます。複雑に交錯した差別と疎外された環境。さらにそれが推し進められたコロナ禍の中、私たちはどのように彼らに対する責任と制度への介入が可能なのかについて検討したいと思います。

第3回「移民・難民に関する現状と、アートによる考察」
日時:2022年1月30日(日)14:00-16:00
ゲスト:高谷幸(東京大学准教授/社会学・移民研究)
これまでの川上は、《Voice》(ヴィデオインスタレーション・HD・シングルチャンネル、2分23秒、2018)、《ALARA》(ヴィデオインスタレーション・HD・シングルチャンネル、13分02秒、2019)、《Chimera》(ヴィデオインスタレーション・HD・シングルチャンネル、7分38秒、2019)など「移民・難民」を主題として扱った作品を発表してきました。本ワークショップでは、それらの作品と、制作の背景や動機などについて発表を行います。また、ゲストを招いて主に日本社会における移民を取り巻く歴史や現状について話します。


第-回
日時:2022年1月15日(土)14:00-16:00(中止)
*中継会場を設けての配信を予定していましたが、新型コロナ感染症の流行により、人の移動と集合を控えるため、実施を一旦中止としました。
ゲスト:渋谷りつ子
インドの重症心身障害児施設「ダヤダン・メディカル・センター」で、親から捨てられた障がい児の世話を30年間無償で行ってきた渋谷りつ子さんを取り上げます。渋谷さんは現在、新型コロナウィルスの蔓延により日本に帰国を余儀なくされ、老人介護施設で働いています。本パートでは、言葉を持たない子供たちに眼差しと耳を傾けること、さらには国境、人種を超越すること、そして、なぜ、現在、彼女自身が困難な生活状況を強いられているのかについて考えたいと思います。




準備中




川上幸之介
ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ ファインアート科修士課程修了。教育プログラム「E.E.Eプロジェクト」( http://kuragei.com/ )主催。作家としてイデオロギーをテーマとした「移入民」「難民」労働者を取り上げた映像シリーズを作成している。主な展覧会に「International Migration & Enviromental Film Festival」 カナダ、2021。「入管法改悪に反対するアーティスト展」、2021、オンライン。「CHEAP CUTS DOC FEST」イギリス、2020。「Refugees Welcome Film Festival」2020、2019。ほか。
https://www.kounosukekawakami.com/